ネームを学んできた話

5月、東京ネームタンクに行ってきました。

ネームとは何ぞや、という話はWikipediaあたりを見てもらうとして。
要は漫画の下描きに入る前の設計図のようなものですね。
その作り方を学んできました。
レポートというより思い出メモですので冗長かと思いますがお付き合い頂ければ幸いです。

経緯

私サイトウニガミは漫画家で、現時点では作担当と絵担当で成り立っています。
今コレを書いているのは絵担当でして、4コマの作担当以外はすべて絵担当がやっているというかたちです。
絵担当自身も漫画を描くには描くんですが、二次創作がメインでした。
せっかくなので作風を増やすという意味でストーリー漫画も描こうじゃないか、ということで、改めて作り方を学ぼうと決めたのでした。
あと友達が行ってて良いよ~って聞いてたので。

内容

教えてくれるのは、漫画家のごとう隼平先生。
先生が10年かけて身につけた知識や技術をおすそ分けしてもらうという贅沢な仕様です。
私が受けたのはいくつかある講座のうちのひとつ「ネームできる講座」で、期間は1ヶ月、毎週同じ曜日で全4回のものでした。2日で終わる短期間コースもあります。

編集者によく言われるようなことを飲み込みやすく言い換えた言葉、キャラクターの根本的な作り方、ネタ出しというか描きたいことの見つけ方、キャラ立ての方法、ページ割り振り構成、盛り上げ方、コマ割りと構図のこと、面白くする技術、について教わりました。
そうやって学び、テンプレートを用意してもらい、最終日には32ページのネーム…もしくはその直前の構成表くらいは出来ているという、半信半疑になりかねない成果の掲げられた講座でした。

成果

個人的な成果としては、オリジナルでは担当編集者のいなかった私にとって「助言をもらいながら話を作る」というだけでもうスゲーってなもんですが、いちおう32ページのネームも出来ました。
当然ここから直していく必要はありますが、まず1回出来上がるというのがとても心強い自信になると思います。

同じ趣味であったり同業者であったりする他の受講者との交流も楽しかったです。
ひとつも共通点の無い人というわけではないですし、レアだったりコアだったりする話も聞けたりしました。
喋らなくても聞いてるだけでもいいと思いますので気は楽かと。
漫画は基本的に一人で描くので、他の人ましてや共有できる人と話す機会ってけっこう少ないんですよね。

それと、他の方のネームが見られるという貴重な機会でもあります。
完成原稿や出版されたものを見るのとは違った良さがありました。
それを見て「自分ならこうするかな」と考えるもよし、純粋に楽しむもよし、学ぶもよし。
一緒に受講した人の分だけで物足りないのなら、最終日の後にあるネーム勉強会に参加することで別日の作品も読めたりします。

あと平日午後ですが部屋を自習室として開けていたり、マンツーマンで相談に乗ってもらえたりします。
私はまだ行けてませんが自習室は自分の原稿をやってもいいそうです。
「漫画のことしかやらない空間」なので、かなり集中できるそうですよー。

向いてる人、向いてない人

さて、興味を持った方がいるかわかりませんが、いたとして。
この講座に向いている人とそうでない人を考えてみました。

向いてる人
  • 作品について助言が欲しい
  • 褒められて伸びたい
  • 他の人の作品が見たい
  • 担当がついてるがネームが通らない
  • あるいは担当とうまくいってない
  • そもそもちゃんとネームを作ったことが無い(作りたい)
  • ストーリー漫画を描いてみたい
向いてない人
  • 一人だけで作り上げたい
  • 作り方が確立している
  • 人にものを教わるのが嫌い
  • 新宿が遠い
  • ネームなんか要らないと言い切れる
  • 担当とうまくいってるし連載とか順調
  • ストーリー漫画は描かない

あくまでも私個人がそう思ったというだけのことですが。
たとえばうちの作担当は4コマですし作り方を確立しているので必要無いという感じ。です。

紹介キャンペーン

もしこの記事を見て申し込もうと思った方は、サイトウニガミの紹介と書いてもらえれば平日やっている自習室に1回無料で参加できたりする特典があるので、ぜひどうぞ~。

東京ネームタンク